ややこし過ぎる感圧タッチiPhone 6s 3D TouchのPeekとPopはどうなってる?
4,143views/投稿 2015-09-11/更新 2015-09-14iPhone 6sが発表され9月25日発売、もうすぐですね。
混乱するのが3D Touch機能です。実機がないので何ともですが、新たにPeekとPopが追加されただけで基本操作は別段変わってないはず。使いたければ3D Touchで使えばいいじゃん…別に使わないけど…みたいな捉え方でいいかもです。
軽押し(Peek)や深押しプレス(Pop)までしないとWebのリンクが遷移しないということではないでしょう。いちいち深押しなんて超面倒なので従来通りタップでいけるはず。なのでWebデザイン的には特に気にする必要はないのかなと。
でもこの3D TouchやiPad Pro用のApple PencilでiOS 8.4.1のCSS :hover事件は、バグではなく事前改良であったのではと判断できます。
目次
ややこし過ぎる感圧タッチ群
ほとんどの機種が圧力感知デバイスになったってことですね(iPad mini4、iPad Air 2、MacBook Air、Magic Trackpad以外)。
- iPhone 6s / 6s Plus(3D Touch)3層
- MacBook(感圧タッチトラックパッド)3層
- iPad Pro(Apple Pencil)筆圧/傾き
これらは似ているけど微妙に違うというパラドックス。3層とかは単なる捉え方です。直感操作で能動的なインターフェイスになるにつれ、どんどん複雑になってきた感じです。
一旦、覗き見る着想Peek
iPhone 6sのPeekは、Macのクイックルック(スペースバー)のような役割が主でしょう。軽く押してクイックアクションして、すぐ戻るなら離す、実際に開くなら押し込むみたいな感じ。また、アプリアイコンをプレスで右クリックのようなショートメニューが出るのが便利そうです。
アプリによってクイックアクションは個別にいろいろありますね。
iPhone 6sでは長押しが消えた?
今までテキスト選択は長押しでした。プレスが登場したことで長押しとカブる感じがしますが、長押しは長押しで残っているでしょう。
- 長押し→テキスト選択(状況によりキーボード出る)
- プレス→テキスト選択+キーボード
であると想像します。Peek/Pop機能が無いiPhoneはiOS 9にしてもテキスト選択は長押しでしょうから。でも古いiPhoneの長押しでクイックアクションが可能なのかどうなのかは実際どうなんだろ。
結局使わないMacBook感圧タッチ機能
MacBookを使ってますが、感圧タッチの深押し(3層目)は現実的に全然使いません。慣れれば特定のアプリで便利なら使うと思いきや、皆無ですね。まぁ完全に慣れの世界でしょう。MacBookとは違い、iPhone 6sのPeek/Popはどんどん馴染んできそうですけど。馴染めば馴染むほど他のスマホに移ることが難しくなりそうな戦略はさすが。
MacBookのクリックは、タップでなくデフォルトでは2層目クリック感なので、私は環境設定で1層目タップに替えています。となると、もしかするとiPhone 6sはプレスでリンク遷移がデフォルトの可能性が無きにしもあらず…Peekで:hover、Popで:activeとか(あり得ないしMacOS別物だし…)。
iPadの圧力感知はペンシルだけ
iPad Proも同時に発表されたのでまどろっこしいですが、iPad ProにはPeek/Popは無くて、ペンシルだけ筆圧と傾きを感知すると。同じiOSなのにこの線引がある感じで、要は片手デバイスかどうかでしょうね。Nexus 6でわかってきたように、タブレットとスマホの境界線は6インチと7インチの間でしょう。iPhone 6s PlusとiPad mini 4の境界がそれに当たるのかなと。
ワコムのペンタブレットを使っていればわかりますが、ペン先が触れなくてもギリギリ近くでポインタが反応します。この空中ペンタブ操作は、実はマウスの:hoverに似ています。Apple Pencilもそうなってるでしょうから、ここでもCSSの:hover事件がなぜ起きたのか説明がつきそうです。