便利エックスサーバーのドメイン設定初期化403エラーが直った
2,454views/投稿 2014-06-24/更新 2019-04-30エックスサーバーに以前には無かった初期化機能が追加されていました。公式のニュースを遡ってみると去年の2013年に施行されたものなので1年ぐらい前です。
エックスサーバードメイン初期化機能
http://www.xserver.ne.jp/news_detail.php?view_id=1663
エックスサーバーはいくつかクライアント様を含めて使っていますが、WordPressサイトからメールの乱発が悪質なプラグインかテーマからされているようでエックスサーバー側でその対象ドメインだけシャットダウンしてくれたりします。勝手に止められてしまう訳ですが、これだけ監視がなされていて警戒がしっかりしていると良い捉え方ができます。
そこで今回なぜ投稿したかと言えば、単純にサーバー側のファイルを削除しただけだとパーミッション等が正常にならずに403エラーが解除できない状態で、このドメイン初期化を行ったら通常通り反映され、直ったからです。何か同じように改竄など他の被害にあった場合も万全を期して完全にクリーンにした方が安心かと思います。
初期化の選択肢は3つ
- ドメイン設定の初期化
- ウェブ領域・設定の初期化
- 初期ファイル・フォルダの復元
用法などは上記の公式リリースニュースやお使いのサーバーパネルを見てもらえれば分かります。今回私が実行したのは 1.ドメイン設定の初期化です。メールアドレスも追加してませんでしたし全部初期化してみました。
2.はWEB領域だけ、要は/public_html だけの初期化ですね。
3.は復元ですね、初期状態のファイルに戻すといった意味合い。
これらもなるべく厳重に理解してからがよろしいかと思います。エックスサーバーはマルチドメイン無制限なので、テストで他のドメインを行ってみてどうなるか把握してからが失敗がないでしょう。
初期化のやり方
サーバーパネルにある【ドメイン設定】をクリック。
ドメイン一覧から該当ドメインを選択して【初期化】をクリック。
3つの種類から選び、【確認】をクリック。
初期化される内容を確認して、【確定】をクリック。
ここで注意したいのは初期化に数分かかります。私の場合は止まったように体感して1分はかからなかったと思いますが少し待ちます。この間にサーバーパネルはどこもクリックしないで完了画面が出るまで、じっとしています。
【初期化される各種設定】※ドメイン設定の初期化時
- アクセス制限
- エラーページ設定
- MIME設定
- サイト転送設定
- アクセス拒否設定
- CGIツール
- 自動インストール ※データベースは初期化されません
- PHP Ver.切替
- php.ini設定
- PHP高速化設定(FastCGI化)
- メールアカウント設定
- 迷惑メール設定
- 自動応答設定
- メールの振り分け
- FTPアカウント設定
- FTP制限設定 ※対象ドメインのみ
- SSL設定(共有SSL) ※対象ドメインのみ
- 動作確認URL ※対象ドメインのみ
- アクセス統計
- ログファイル
【以下の設定は初期化されません。】
- サブドメイン設定 ※ウェブ領域は削除されます。
- DNSレコード設定
- SSL設定(独自SSL)
完了画面が出たら初期化完了です。
この初期化で403エラーが正常の状態に戻り昔のWordPressは画像以外全部新しくしてクリーンインストールしました。